10Feb
川原家にテレビジョンが来たときのこと
あの時の、武と喜美子の会話での武の言葉に考えさせられました。
日曜日やった。
その頃まだ離れで寝ててん。ほしたらお母ちゃんが来て
「来たで!」寝ている俺を起こして「来たで!武、来たで!やっと来たで!」
俺、飛び起きて裸足で駆けてった。
やっと来たか、お父ちゃん。お父ちゃんやと思ったんや。
お父ちゃんがやっと帰って来たかと思った。
言わんかったけど、俺、子供やったし
ほやけどテレビジョンかて嬉しかったんやで。欲しかったしすっごい嬉しかった。
ほやけど、ほやけどな、その後も帰って来いひん。
お父ちゃんなかなか帰って来いひん。
知らん間に離婚してた。
子供たちはどう思ってるのだろう
この言葉を聞いて、ドキっと思ったのが
うちもそうだったなぁ・・・
と、言うこと。
家も旦那が帰って来なくなって
全く帰って来なくなって、そのまま離婚した。
その時、子供たちは6.4.2歳
武くんと同じ世代
分からない世代
分からないだろう、と思ったのか
言いづらかったのか、、、
今となっては忘れてしまったけれど
「お母さんたちは離婚しました」
と、明確に伝えた記憶はない。
と、言うか伝えていない。
名前(苗字)が変わることも
「お引越しするから名前も変えちゃおっか!」
と、トンチキな案を出して変えたコトにしてしまった。
その時は、それですんなり済んだけれど・・・
武くんが高校生になって「それがどう言うことか」分かると言っていて。
何歳になった時に理解したのだろう?
そして
私の子供たちはいつ、この状況を理解したのだろう?
結局、そのまま私は「離婚した」と言う説明をしないまま今に至っています。
なんだかんだ言って臭いものにフタをしてしまったんだなぁって思う。
今更、そんなことを考えても仕方のないことだし
この将来私がもっと年をとって子供達も親と言う立場になった時に話す時がくるのかな。
その時は喜美子さんみたいに、しっかり気持ちを受け止めたい自分でいたい。
と思ったのでした。
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